どこかの化粧品会社の宣伝コピーだったと記憶するこのフレーズ。でも、面白いことに過去の顔写真を並べてみると、実にその時々の仕事状況や心情が顔つきに表れているものです。
2年前の秋、知人の男性から一本の電話をいただきました。
「理由があって、ある男性の体裁を整えてやって欲しい・・・」とのこと。
ついでに、
「まったく ださいから、しっかり変えてやってくれ!」
と言い残され、電話をお切りになられました。
電話から3週間後に、その知人と共にこられることになったHさん。
どんな方が登場されるのか、いつものようにドキドキ、ワクワク。
初対面のHさんは、とても頭がよさそうで、まじめそうな方。
いかにも元高級官僚という印象です。
私の知人とは、もともと上司と部下の関係だったらしく、
ワキアイアイとした雰囲気で楽しくお話させていただきました。
とても口が悪い私の知人は、相変わらず
「ほんと、ださいだろ? これでもなんとかなるかね?」
などと言い続けるのですが、
Hさんに対する父親のような愛情は伝わってきます。
一方、当の本人であるHさんは、堅くて地味にみえる見た目と裏腹に
とても明るく、元気一杯!
笑い声が印象的で、草野球の監督のようです。
元上司の前でも歯に衣着せない、屈託のない発言。
もっともっと羽ばたけそうな才能をたくさんお持ちなのに、
これまでいらした業界に合わせて、
自分の見た目を型にはめて、生きてこられた印象です。
ご本人いわく、
「身だしなみだけ気をつけていた程度です。」
戦後の日本の男性は、そんな方が多いんでしょうね。
楽しい会話を後にして、Hさんは知人とともに帰られました。
そして、その後一大決心をして、
大変身への世界に飛び込むことになるのです。
男の顔は履歴書。
どんな変身を遂げていくのか、
次回から詳しく写真を交えてお伝えいたします。
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2007.05.17
2007.11.29
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。