新入社員にノルマを課す

 今春大学を卒業した新入社員は、ゆとり教育がスタートした年に小学校に入学した若者たちです。いよいよ、ゆとり教育を謳歌した世代が社会に大量放出する時代を迎えました。

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 これから、世間知らずの新人を教育しなければならない上司並びに先輩の皆さん、挨拶も満足にできない礼儀知らずの若者を一人前にしなければならないのですから苦労も多いことと思います。

 「立派な社会人に育ててください」と言うのは簡単ですが、現実には、忙しくて、新人の面倒を見てる時間なんてないという人が多いでしょう。それじゃ、この際ですから、新人にもノルマを課しましょう。

 「ノルマ」と言った途端に辞められたら困りますけど、そんなことは構ってられません。叱られて落ち込む新人も頑張る新人も関係ありません。ここは厳しく、ノルマ達成に向けてシゴイてやってください。

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 ノルマと言っても、商品知識の乏しい新入社員に売上ノルマは適当ではありません。

 お客様に1日10回「ありがとう」と言ってもらう

 これが私が考案した新入社員へのノルマです。10回程度なら容易な来客数の多い職場では、多少困難なくらいに回数を増やしてください。

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 意識調査をみると、新入社員は仕事の上で一番大切な人は「顧客・消費者(55.6%)」と考えており、「上司・同僚(25.4%)」の倍以上になっています。

 さらに、若者たちは就職先選びで重視したことは、ダントツで「仕事にやりがいがあること」でした。

 このノルマは、新入社員の仕事に対する価値観のシフトとモチベーションの向上を目的としたものです。決して、話題性だけのトリッキーなノルマではありません。

 ノルマ運用のポイントについては今後、HCC(ハイクオリティ・コミュニケーション・ケーススタディ)で解説したいと思います。

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