地政学リスクがもたらす新たな競争

2026.08.26

経営・マネジメント

地政学リスクがもたらす新たな競争

野町 直弘
調達購買コンサルタント

先日発表された中国自動車メーカーBYDの軽EV「RACCO」の市場参入についての戦略的な意味とは、どういったものなのでしょうか?

米国と欧州が中国EVに関税の壁を築いたことで、その圧力の矛先が、日本という市場に向かった。日本の自動車メーカーにとっては、自分たちが何かをしたわけでもないのに、最も厳しい競争相手を、最も本気の状態で迎え撃つことになったわけです。

これは、従来の地政学リスクの語られ方とは、少し違う種類のリスクです。地政学的な力学が、思わぬところで新しい競争を生み、市場環境や事業構造そのものを変えてしまう。こういう新しい競争は、これからも次々と起きてくるのではないでしょうか。

日本企業が本当に警戒すべきは、目の前に現れた一台の車や一つの製品の性能・価格ではなく、「自分たちの業界の構造変化がどのようなものになっていくか」ではないでしょうか。

Ads by Google

野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

フォロー フォローして野町 直弘の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。