制度で人を守らなければならない社会へ  --カスハラ義務化の奥にある「人を人として見られない時代」

2026.07.14

組織・人材

制度で人を守らなければならない社会へ  --カスハラ義務化の奥にある「人を人として見られない時代」

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

カスタマーハラスメント、いわゆるカスハラへの対策が、企業に義務づけられる時代になった。 政府広報オンラインは、2025年6月の法改正を受け、2026年10月1日から企業等にカスハラ防止のための雇用管理上の措置が義務づけられると説明している。 もちろん、これは必要な制度である。 理不尽な暴言、威圧、長時間拘束、人格否定、過剰な要求。 そうしたものから働く人を守るために、企業が責任を持つことは当然である。 現場に我慢を押しつけてきた社会を変えるためにも、制度化は避けて通れない。 しかし、この制度化を「社会の前進」とだけ見てよいのだろうか。

参考書籍

本稿の問題意識をさらに深く考えたい方は、以下の書籍も参考にしていただきたい。

『在り方 AI時代に求められる人財価値』
AI時代に、人間に残される価値とは何か。能力や効率を超えた、人間の在り方を問う一冊。

『GOOD FOLLOWER』
指示を待つだけの存在から、場の一員として関係性を育て、曖昧な状況にも向き合い、チームや社会に価値を生み出す人財へ成熟するための一冊。

『GOOD LEADER 成果の先に、何を残すのか』
成果を出すだけのリーダーから、仲間の人生時間を価値ある成長と社会貢献に変えるリーダーへの進化を扱った一冊。

『共鳴型リーダー』
人を動かすのではなく、人の内側にある意欲や使命感を引き出すリーダーシップを扱った一冊。

『旧型管理職よアップデートせよ』
昭和型の管理職意識から抜け出し、人を育て、チームを前に進めるリーダーへ進化するための一冊。

『徳なき経営者よアップデートせよ』
利益や拡大だけではなく、経営者に求められる徳、責任、未来への視座を問う一冊。

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齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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