9️⃣これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス《9章》

2026.05.18

仕事術

9️⃣これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス《9章》

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

AI時代に仕事が速い人は、答える人ではなく整理して渡す人 これまで、仕事ができる人というと、こんなイメージが強かったと思う。 返事が早い人。 判断が早い人。 知識が豊富な人。 会議でその場で答えられる人。 話がうまい人。 頼られたらすぐ解決策を出せる人。

整理して渡す人は、相手の時間を奪わない


私は、仕事ができる人の条件のひとつは、
相手の時間を無駄に奪わないこと
だと思っている。

長い説明。
曖昧な依頼。
広すぎる問題設定。
前提が抜けた相談。
結論のない会話。

こういうものは、すべて相手の思考時間を奪う。
そしてそれが積み重なると、組織は重くなる。

整理して渡す人は、そこを減らせる。

相手が読む時間。
考える時間。
確認する時間。
聞き返す時間。
会議する時間。

それらを減らしながら、判断の質は落とさない。
むしろ上げる。

これはすごく強い。

しかもAIがある今は、この能力を高いレベルで再現しやすい。
ここに大きな可能性がある。

AI時代に出世する人も変わると思う


私は、これから会社で上に行く人のタイプも少し変わると思っている。

もちろん、責任を持てる人、決められる人は強い。
だがそれに加えて、
複数の人が動きやすいように整理できる人
の価値がもっと上がる。

なぜなら、役職が上がるほど、自分で全部やるのではなく、
他者が動ける状態をつくる力
が必要になるからだ。

部門をまたぐ。
立場をまたぐ。
目的の違う人をつなぐ。
そのとき必要なのは、熱意だけでも権限だけでもない。

地図だ。

何について話しているのか。
どこが論点か。
何を決めればいいのか。
誰が何を持つのか。
今どこにいるのか。

これを整理して渡せる人は強い。
AI時代には、その価値がさらに上がる。

「速く返す」から「速く進める」へ


私は、この違いをとても大事にしたい。

速く返す人は偉い。
でもそれだけでは、仕事全体が速くなるとは限らない。

雑に速く返すと、あとで確認が増える。
論点がズレる。
手戻りが起きる。
結局、全体では遅くなる。

だからこれからは、
速く返すことより
速く進めること
が価値になる。

そのためには、
情報をただ送るのではなく、
構造にして渡す必要がある。

つまり、
答える人より、整理して渡す人。
これがミライの仕事人だと私は思う。

整理して渡す人は、AIに仕事を奪われにくい


ここも重要だと思う。

AIに代替されやすい仕事は、
ある程度パターン化された出力が多い。
文章を書く。
要約する。
分類する。
比較する。
整える。

だが、整理して渡す人の仕事は、
それらをただやることではない。

* どのフレームワークを使うべきかを選ぶ
* 誰に渡すかを考える
* どこまで前提を揃えるかを決める
* 何を先に見せるべきかを設計する
* 組織の流れ全体を見て渡し方を変える

これは、単なる出力作業ではない。
仕事の流れをデザインすることに近い。

私は、この力はAIが強くなるほどむしろ価値が増すと思っている。

なぜならAIを使える人と使えない人の差より、
AIを使って組織の流れを変えられる人
の差のほうが大きくなるからだ。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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