AI時代に仕事が速い人は、答える人ではなく整理して渡す人 これまで、仕事ができる人というと、こんなイメージが強かったと思う。 返事が早い人。 判断が早い人。 知識が豊富な人。 会議でその場で答えられる人。 話がうまい人。 頼られたらすぐ解決策を出せる人。
ここまでの連載で、私は何度も同じことを別の角度から言ってきた。
SWOT、3C、4P、5W1H、PREP、ロジックツリー、PDCA。
どれもバラバラのテクニックに見えるかもしれない。
でも本質は一つだ。
AI時代に仕事が速い人は、答える人ではなく、整理して渡す人になる。
今回は、その話を真正面から書く。
第9章
AI時代に仕事が速い人は、答える人ではなく整理して渡す人
これまで、仕事ができる人というと、こんなイメージが強かったと思う。
返事が早い人。
判断が早い人。
知識が豊富な人。
会議でその場で答えられる人。
話がうまい人。
頼られたらすぐ解決策を出せる人。
もちろん、どれも今でも価値はある。
だがAIが当たり前になっていくほど、
その価値の置きどころは少しずつ変わる。
なぜなら、
答えそのものはAIでもかなり出せるようになる
からだ。
検索もできる。
要約もできる。
比較もできる。
草案も書ける。
選択肢も出せる。
そうなると、人に残る価値は何か。
私は、それは
相手が考えやすい形に整理して渡す力
だと思っている。
これはかなり大きい変化だ。
速い人の定義が変わる
昭和の仕事では、まず動ける人が強かった。
会いに行く。
集める。
その場で話をまとめる。
空気を読みながら前に進める。
そういう人が仕事を回していた。
令和になると、少し変わった。
チャットにすぐ返す。
オンラインでさっとつなぐ。
情報を早く共有する。
資料を速く出す。
このスピードが評価された。
でもミライは、さらに変わると思う。
ただ早く返すだけでは足りない。
ただ多くの情報を持っているだけでも足りない。
ただ会議でうまく話せるだけでも弱い。
本当に強いのは、
相手が判断しやすい状態を先につくれる人
である。
つまり、速い人とは
自分が速い人ではなく、
相手を速くできる人
になる。
私はこれが、AI時代の仕事人の定義変更だと思っている。
仕事は「答えを出すこと」より「考えやすくすること」で進む
仕事の現場では、つい「正しい答え」を求めてしまう。
この施策でいいのか。
この商品で勝てるのか。
この資料で通るのか。
この会議で何を決めるべきか。
だが、現実の仕事は、最初から答えがあることのほうが少ない。
むしろ多いのは、
答えにたどり着く前の混乱だ。
* 論点が混ざっている
* 誰向けの話かわからない
* 問題が大きすぎる
* 依頼が曖昧
* 説明の順番が悪い
* 進捗の現在地が見えない
こうした混乱があると、人は考えにくくなる。
考えにくいから、仕事は止まる。
止まるから、会議が増える。
会議が増えるから、さらに重くなる。
つまり仕事が遅くなる理由は、
答えがないからではない。
考えにくいから
なのである。
だから価値があるのは、
答えを知っている人だけではない。
考えやすい形に整えられる人
なのだ。
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人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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