日本電産、永守重信社長が「休みたいならやめればいい」のようなことを発言したとして、ネット上の話題をさらって!?います。
「量が質に転化するまで頑張る、という明確な意思を植えつけるよう配慮すること(漫然と働いているのではなく「労働の効率化」の意思をもたせるということ)」
だと思いますし、当人も常にこのことを意識しながら働くべきですね。
「頑張っている私を認めて!」じゃなく「頑張っている、だけど楽したい!そのためには知恵をつけなきゃ」という発想です。
3.知恵がある人がノー残業、しっかり休日をとっているとき
労働者の理想ですね。
企業経営としても、常にこのような社員ばかりになるように、社員を育てていく姿勢を忘れてはいけないと思います。
4.知恵がない人がノー残業、しっかり休日をとっているとき
一般的には単なる「手抜き社員」の場合が多いです。
そんな社員が近くにいたら閉口しますけど、正直「これだけ」だったら、現実問題としてこういう人がいても「しょうがない」と思っています。
労働を「お金を稼ぐ手段」と割り切るのは「アリ」ですから(僕自身は嫌いですよ、こういう考えは)。
しかし、このテの人で、今回の日本電産社長の発言に対し「問題だ!」と噛み付くのは、どうかと思います(そしてそんな現実もあると思っています)。
サラリーマンたるもの、常に自分の労働の効率化を目指し、知恵を働かせなければいけないと思うんですよね。
個人事業主は自らが事業主体ですから、無意識にこのような知恵は働くのですが、サラリーマンという処遇に甘えると、この知恵が働かなくなる人、いらっしゃいますよね。
その究極が、税金をサラリーとしてもらっている公務員の一部の人たちでしょうか。
(サラリーの感覚さえ失われますから)
そんな知恵を絞る工夫もせず、以前からの労働を淡々とこなすだけの人は、社会が進歩・変化している分だけ、相対比較としての労働効率は落ちるわけですから、給与は下がって当然なんです。
それが嫌で、知恵を絞らない、のであれば、汗をかけ!
…「休みたいならやめればいい」の発言の裏にあるのは、そんな感情ではないでしょうか。
一生懸命頑張っている人(個人の「頑張っているつもり」ではなく、本当に頑張っていることが周りの主観でも、実際の成果としても認められるような人)に失礼ですからね。
正直僕は、残業はかなり多いほうです。でも、苦じゃないです。
まだまだ自分は能力不足(効率化できるところがある)という認識と、今の仕事が楽しいから、っていう認識があれば、「残業が多い」という事実が質に転化し、どこかで成長につながると思っていますから。
そして座右の銘ー「残業は、できない男のエクスキューズ」(笑)
「残業」を「できる・できない」の能力まで意味に含めているこの言葉、素敵です。
※上記座右の銘の出典は『加治隆介の議』(弘兼憲史)第一巻
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