日本電産、永守重信社長が「休みたいならやめればいい」のようなことを発言したとして、ネット上の話題をさらって!?います。
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
※朝日新聞の記事
http://www.asahi.com/business/update/0423/OSK200804230044.html
日本電産側は後日、「そんな発言はしていない」と否定していますので、この発言がどこまで本当か定かではないですが…
「企業のトップがこの発言をした」
というシチュエーションで、この問題を考えてみたいと思います。
他の諸条件を考えないとして、
“企業のトップが「休みたいなら辞めろ!(と思っている)」と公の場で発言する”
ことは、TPOを弁えないとして、余り好ましくないですよね。
というより、デリカシーの問題でしょうか…この言葉を文字通り受け止めた「人一倍頑張っている社員」がいると、労働意欲失いますよね。
社員に対して発言する言葉として「根性論」だけを通すのは、組織を運営する経営者としては不適格であること、多くの方にご同意いただけることだと思います。
一方で、休日の権利ばかり主張する人も「それはどうよ」と感じるときがあります。
これは、言を発する人のタイプによって整理し、伝える言葉・接し方を変えていく問題なんですよね。
分類の基準は「知恵があるかどうか」「その人が休日返上で働いているかどうか」です。
1.知恵がある人が休日返上で働いているとき
マジメで、自らが関わっている労働に思い入れが強い方に多い場面ですね。
この方の監督者は、間違っても「休みたいならやめればいい」なんて言うのではなく、「少しは休めよ、お前1人休日休んだってそんなに(業績は)変わらないから」と声をかけるのが良いですよね。
そして、当の本人は、「がむしゃらさ」が慢性化し、「いつのまにか(労働の効率化のために)知恵を絞る自分ではなくなる」場合があること、常に意識すべきだと思います。
もちろん、「業績が短期的に赤字になり、踏ん張りどころのとき」などは、この限りではなく、休日返上で働いてもときにはあってもしょうがないものでしょう。
2.知恵がない人が休日返上で働いているとき
人事制度上、もっともキレイなのは「休ませて、給与を下げる」というものでしょう。
しかしなかなか運用上、そうはうまくはいきません。
なので、監督者としてのポイントは(これも難しいですが)
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