五代友厚の大望に学ぶ

2025.04.22

経営・マネジメント

五代友厚の大望に学ぶ

純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 哲学教授

/「機を見て、儲けも出せんもんをアキンドとは呼ばん!」 映画『天外者(てんがらもん)』での五代友厚の言葉だ。維新成金の彼の大阪商工会議所会頭就任に対し、明治維新で財を失った多くの商人たちが非難した。それに対し、彼はこう言い放った、「わしには百年の夢がある! わしについてこいや!」/

こういうことは、文明論的な大局を見ていればわかることだ。なのに、社内での出世競争、国内での保身なれあいで、狭い視野の小ずるい連中ばかりが上にのしあがり、現状維持しか考えない。幕末に外国船を打ち払い、外国人を叩き斬れば国が守れる、利権が守れると思っていた狭い了見の連中と同じだ。そんなもんをアキンドとは呼ばない。


純丘曜彰(すみおかてるあき)大阪芸術大学教授(哲学)/美術博士(東京藝術大学)、東京大学卒(インター&文学部哲学科)、元ドイツマインツ大学客員教授(メディア学)、元東海大学総合経営学部准教授、元テレビ朝日報道局ブレーン。

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純丘曜彰 教授博士

大阪芸術大学 哲学教授

美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。

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