今回のコラムでは、BtoBマーケティングの全体像と施策についてわかりやすく簡単にご紹介する
この施策がなければ、マーケティングや営業活動の武器がなくなり、効果的な活動に落とし込みしにくくなる。「見込み客獲得ができない」「受注率が悪い」「商談化しない」などの悩みがある場合は、そもそもこの施策を適切に展開できていないことも多い。
具体的には、「BtoBマーケティングや営業で「どうすれば売れるのか?」を図解」で解説している相思相愛を分析すると良いだろう。
見込み客を獲得する
この施策では、自社製品・サービスの見込み客を獲得する。BtoBマーケティングではリードジェネレーションという。具体例としては以下のような手法がある
- 自社のWEBサイトにホワイトペーパーを公開しWEB経由での見込み客獲得を行う
- セミナーを実施して見込み客獲得を行う
- 関連する展示会に出展して見込み客獲得を行う
見込み客を育成する
この施策では、獲得した見込み客に対して、中長期的に接点を構築し、信頼関係を作り上げていく。BtoBマーケティングではリードナーチャリングという。BtoBの場合、見込み客を獲得してもすぐに売れるということは少ない。そのため、時間をかけて関係性を深めていく必要がある。具体例としては以下のような手法がある。
- ホワイトペーパーを作成し見込み客に送付する
- 見込み客を対象としたセミナーを実施する
- 見込み客に対して導入相談や個別相談などを行う
案件化・商談化
この施策では、育成した見込み客の中から、確度の高い見込み客を抽出・選定し、案件化・商談化する。確度の高い見込み客を抽出する業務のことを、BtoBマーケティングではリードクオリフィケーションという。具体例としては以下のような手法がある。
- MAのリードスコアリング機能を使い選定する
- アンケートフォームなどで購入の意図を確認し選定する
- インサイドセールスが電話などでアプローチし確度を確認する
受注
その名の通り、受注を獲得し売上を得る。提案書や見積書を作成し、実際に受注に向けてさまざまな営業提案を行う。
顧客維持
この施策では、受注となった顧客が他社に流出しないように、顧客維持を行う。そして優良顧客に育成し、LTVを向上させる。「売ったら終わり」「売りっぱなし」にしないことが重要だ。具体例としては以下のような手法がある。
- クロスセルやアップセルを行う
- 購入した製品・サービスのカスタマーサクセスを支援する
顧客満足度調査
この施策では、顧客が満足しているかどうか、不満や課題はないか?を調査し、顧客維持や新たなニーズの把握に繋げる。顧客満足度調査を対面などで行い、新たなニーズの把握や不満点の把握を行う。
まとめ
以上、BtoBマーケティングの全体像と施策についてご紹介した。全体像を把握し施策を検討する際に、ぜひこの8つの施策をベースに検討を進めていただけたら幸いである。
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株式会社ALUHA 代表取締役社長
BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意