今のワイドショーのあり方。 以前から嫌いでしたが、久々に見て益々嫌な気持ちに。 でも、それはワイドショーそのもののせいじゃなく…。
ですので、福祉に転用して欲しい、という声のみを頑なに主張するなら、住民の負担増。つまりは増税という選択肢を許容する自身でなければいけません。
それを許容しないのであれば、1の要望はないものねだりなんです。
2について。
土壌汚染は体感的にわからないため、有害性を認知するのが難しい公害です。
また、だからこそ、大気汚染や水質汚濁とは異なり、「公害」の歴史の中で、対策が遅れてきた、あるいは、そもそもそんなことが起こるなんてわかっていなかった時代があります。
今起こった現象のみを見ると悪ではありますが、土壌汚染の元凶となっている物質を発散している際には、そのことが「普通」だった時代があるわけです。
アスベストしかり、です。
ちょっとだけ脱線しますが、塩素消毒の際に生成される物質には発がん性物質が含まれる、ということ、環境衛生の分野では「今では」常識です。
しかし、それがわからなかった時代がありました。
また、わかっていても、それをせざるを得ない時代もあったんです。
途上国の人はいいます。
「発がん性物質の危険性なんてどうでもいい。我々は今飲める水が欲しい」
閑話休題。
「今では悪、昔は悪ではない」という事柄はたくさんあります。
環境問題はほとんどすべてがそういう側面を持っています。
我々は、先人たちの努力により発展した文化を享受できているわけですから、先人たちの汚点を取り除いていくのも使命だと思うんです。
つまり、土壌汚染について調査したりすることを行政に依頼するのは良い。
だけど、これもまた、その費用を負担する覚悟も、住民自身がもたなければいけない、ということです。
3.たとえ善良な意思による行動であっても、それが他人の迷惑になるようであれば、どんな人間だって排除するしかないと思いますよね。
暴力団などではない「普通の人間」であっても、他人の目から見たら行き過ぎの行動、あるいは組織行動を意図的に妨害する行動に出れば、それは法律によって定められたルールに基づき排除する、それだけです。
「普通の人が、みんなのために思ってとった行動なのに、それを強制的に排除するなんて!許せない!」
なんて考えは、甘え以外の何物でもありません。
以上の1~3が目立ったお昼のワイドショー。
「あーきっと、住民に対する同情を誘い、行政に文句をつけたいだけだろうな」
そんなワイドショーなんて、一言。
「くだらねぇ。」
後編に続きます。
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ワイドショーをぶっ潰せ!
2008.04.11
2008.04.11