10年前の採用方法では、現在の売り手市場で競争に勝てません。中小企業ならではの強みを活かし、求職者に魅力を伝える方法を解説します。経営陣との距離の近さや多様な業務経験をアピールし、ビジョンを明確に発信することで、人材獲得のチャンスを最大限に活かしましょう。過去の経験に固執せず、新しい採用戦略を始めるためのガイドです。
彼らにとって発信は当たり前のことであり、更新され続けるSNSは当たり前なのです。
1960年代に心理学者ロバート・ザイアンスによって初めて提唱されたのが「単純接触効果」です。彼の研究では、特定の刺激(例えば、顔写真、文字、音楽など)を繰り返し見たり聞いたりすることで、被験者のその刺激に対する好意度が高まることが示されました。
この習性をSNSやホームページに応用すれば、日本全国だけでなく海外にもあなたの会社の魅力を伝えることができるのです。
ビジョンの重要性
数多くのホームページを見ていて、いつも惜しいなと思うことがあります。大企業のホームページにあって中小企業のホームページにないもの。それは、どんな人が働いているのかがわからないということです。
大企業のホームページでは、ある社員の1日という記事があったり、会社で働いている人の座談会があったり、とにかく人を載せています。
しかし、中小企業のホームページは給与や労働時間、有給休暇の取得率など条件のみを書いており、どんな人がどんな思いで働いているのかが見えてきません。
しかし、中小企業が条件で戦おうとすると圧倒的に不利になります。なぜならば、大企業の方が条件が圧倒的にいいからです。
本来は、中小企業こそ「人」をピックアップし、どんな“想い”で働いているのかをどんどん発信すべきなのです。
そのためにはビジョンが必要です。ビジョンを思いっきり描くことで求職者に「入社したらこんなやりがいがある」「こんな風に社会に貢献できる」と伝えていきましょう。
ますます多様化が進む現代、あなたの会社の魅力を思う存分発信して、これからのあなたの会社を担う人材を獲得していきましょう。
3回にわたってお伝えした「経営者が知るべき現代の採用事情」はいかがでしたでしょうか。
ぜひご感想をお待ちしております。
▼過去の記事
経営者が知るべき現代の採用事情(1)
経営者が知るべき現代の採用事情(2)
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2010.03.20
2015.12.13
リスクマネジメントコーチ。 カスタマーハラスメント対策を通じて、企業の「人を守る経営」を支援。 月400件以上のクレーム・苦情対応の経験をもとに、 炎上を防ぎ、従業員の心理的安全性を高める仕組みづくりを提唱している。 ▶︎ 「カスハラされないあり方」メルマガ(無料)登録はこちら https://resast.jp/subscribe/105590
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