4月1日に「サントリーDAKARA」が製品リニューアルし、新らしいCMもオンエアされた。そこに隠された狙いとは何か。
インパクトの弱さとメッセージの伝わりにくさを解消すべく、今回の製品リニューアルに合わせてリリースされたCMは秀逸だ。
女優の「天海祐希」とものすごくイケてないサラリーマンのような姿をした「余分三兄弟」が登場。天海がビジネスの相手と名刺交換をしようととすると、余分三兄弟が部屋に飛び込んできて、相手に先に名刺を突きつけ「脂肪です・糖分です・塩分です」と名乗る。そして天海が相手に「出てってもらいます」と言い、三兄弟を押し出す。「さよなら余分三兄弟・DAKARA♪」。
わかりやすい。
インパクトが弱い。メッセージが伝わらないというのは致命的だ。CMそのものが面白くても、何がいいのかわからなければ買う気にならない。わかりやすいポジショニングと、それを短いコミュニケーションで伝えていく重要性はCMだけのことではない。
DAKARAの事例から学ぶところは大きい。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2008.06.21
2008.07.08
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。