BtoBにおけるマーケティングオートメーション(MA)を活用したホットリードになったタイミングを検知する方法のアイディアについてご紹介する。
どんなページがキーページになるのか?は製品やサービス特性によって異なるが、弊社(株式会社ALUHA)を例にするならば、弊社はBtoBマーケティングのコンサルティングサービスを展開しているため、「弊社とコンサルティング契約するには?」というページを作れば、それがキーページとなる。
指標1「スコア上昇数」は、定量的な判断材料であるが、「キーページ閲覧」はリードの行動からホットリードかどうかを判断する判断材料となる。
このため、「スコア上昇数」が高く、かつ、「キーページ閲覧」をしているリードをMAで検知することができれば、「ホットリードになったタイミングではないか?」と判断できる材料となる可能性は高い。
2つの指標を使ったタイミング検知プロセス
それでは、指標1「スコア上昇数」と指標2「キーページ閲覧」を使ったタイミング検知のプロセスをご紹介する。
MAに検知条件1「スコア計算期間と基準スコア」を設定
最初に行うのは、MAに指標1「スコア上昇数」を設定する。設定する項目は2つだ。1つ目は、「スコアの計算期間」である。小刻みに計算し上昇数を算出するので、5日間、7日間、10日間といった期間を設定しよう。一旦ここでは7日間に設定したとする。
次に、設定するのは、「基準スコア」だ。「基準スコア」はホットリードかどうかを判断する基準となるスコアだ。例えばここでは30点としよう。そうすると、「過去7日間の間に30点以上のスコア上昇があったかどうか」が検知条件となる。
スコア計算期間は、タイミング検知と連動するため、比較的短い期間の方が良い。ちなみに、弊社は7日間で設定している。
基準スコアは各社の製品特性や各ページに埋め込んでいるスコアの設定によるので、一概に決めることができず、各社自由に設定すると良いだろう。スコア計算期間の日数での平均スコア上昇数を計算し、それよりも少し多いくらいにしておくなど、工夫して設定しよう。
MAに検知条件2「キーページのURL」を設定
次に、キーページのURLをMAに設定する。キーページは製品・サービス特性によって異なるが、主に「料金ページ」「見積依頼フォーム」「契約までの流れ」といった契約・購入を検討しているリードが直前にみそうなページがキーページとなる。
このキーページのURLをMAに設定し、閲覧したらスコア加点を増やすなどして、指標1「スコア上昇数」とも連動させておこう。
次のページ検知条件1、2を満たすリードが発生したらアラートを通知
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株式会社ALUHA 代表取締役社長
BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意