2007年の11月に300名の方々にご協力をいただき「社会人の見た目に関する意識調査」を行った結果、これまでビジネスマンにタブーとされていた髭が意外と受け入れられていることや、男女の違いも明らかに!環境とともに変わる見た目への意識。「私はこれでいい」と頑固にこだわり通すことはとても危険なことなのです!
数十年前、中小企業への融資決定の際、こういう社長には決して貸してはいけないというタブーが銀行内ではあったようです。
そのひとつが髭をはやしていることでした。
以前にも書きましたが、明治大正の偉人はおひげを生やしているのが普通でした。しかし、戦後高度経済成長時代に入ってからはお髭は自由人の象徴であり、中小企業の社長にはあってはならないものだったといいます。
さて、今回の調査で商談相手に髭があることを気にする人は男性は42%、女性は51%でした。気にする人の中でも相手の年齢や職業によっては気にならない割合は、男性が80%強、女性は60%~70%。仕事で言えば、カタナカの職業や芸術家であれば許せるという人がほとんどでした。
つまり、女性よりも男性の方がお髭を受けいれているという結果です。
つまり、女性の方が許せる人が少ないのは、「お髭=不潔」という公式が成り立つ場合があるということでしょう。「お髭=男らしい」にはまっているうちはよいのですが、少し間違うと不潔になる。つまり、口という品格を表す周囲に存在するお髭だけにいかに清潔に整えておくかが重要なのです。
さて、初対面の商談相手、あなたは相手のどこを注目しますかという質問に対して、「顔」という意見がほとんどでした。男性は71%、女性は63%です。
男性は顔以外に髪型8%、スーツ6%、シャツ3%、小物2%、ネクタイ2%などと意見が分かれる一方で、女性は髪形17%、スーツ10%、小物2%と集中しています。
ここでいえることは男女とも顔と髪型でほぼ80%を占めているということです。
つまり、相手の首から上、顔周りを見るという結果です。
では、顔の中でとくにどこを見ているかというと男女とも8割が目であるという結果です。目は口ほどにものを言う。まさにそのとおりでした。
ここで、タカラベルモントの調べによると20代~30代の女性が男性のどこにもっとも注目するかという調査では、下記のような結果です。
顔全体:35%
全身:27%
服装:13%
手や指:8%
ヘアスタイル:4%
肌:3%
髭:2%
その他:9%
やはり、なんといっても相手の顔が一番気になるんですよね。
朝出かける前にどこをチェックしますかという質問に対して女性は55%の人が優先順位1番が顔であると答えたのに対し、男性は45%。では、男性は他にどこが気になるのかといえば、やはり髪型のようです。薄毛などいろいろな問題があるがゆえの結果なのでしょうか。
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2009.02.10
2015.01.26
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。