計画と実行のギャップ、つまり計画したとおりに物事が進んでいかないことに、多くの人が悩んでいます。 計画どおりにものごとが進まないのは、もともとどれくらいかかるのか想定が甘かったり、想定外のことが起きたりという、見込み違いが引き起こすことが原因の大半なのですが、どうすれば計画と実行のギャップを少なくできるのでしょうか。
理想的にはこれもゼロになるのがいいのかもしれませんが、組織のなかで働いている以上、仕事以外の話や自分の業務とは実際には関係のない会話や情報収集も大切なことです。
ただし、いわゆる「無駄時間(何も生み出していない時間)」は、限りなくゼロにしたいものです。
これは自分ではあまり認めたくないことですが、結果的に何もしていない時間は少なくありません。資料が見当たらない、データがどこにあるか分からず探していた、新しい顧客へのアプローチ計画を考えてみたがひとつもアイデアを出せなかった、調べものをしていたらいつの間にか興味のあるWebサイトを見ていた、などの時間は、残念なことに、結果を出せていない人ほど多いものです。
これも、最初から「無駄をなくす」ことを求めずに、実際に、1週間のなかで、どれくらいの無駄な時間(成果を生み出していない時間)を過ごしているのかを明らかにすることから始めましょう。
自分にはどんな無駄な行動をしているのか、知ることができれば、自ずと対策も見えてきます。
計画と実行、そして結果のチェック
計画と行動のギャップのほかに、もうひとつ「結果」という要素があります。「行動はしたものの結果が出なかった」というものです。これも以外に多く、計画の修正を余儀なくされます。「資料を用意したがやり直しを命じられた」「一応、作成したものの、自分でも満足できるものにならなかった」など、頻繁に起こります。
行動を振り返るときに、行動のチェックだけではなく、結果も含めた振り返りを行うことで、計画した投入時間とアウトプットの関係がアンバランスであることに気がつきます。
計画~実行~振り返りのプロセスを繰り返す
「①30分刻みで自分の行動を分析する ②無駄な時間の存在など自分の癖、計画とのギャップを知る ③実行と結果のクオリティのバランスを確認する」というプロセスを紹介しました。ほとんどの人が、計画通りに進まなかったことや結果が出なかったことに自信をなくすかもしれません。
しかし、目指したい何かがあるから計画するわけです。計画を立てた時点で目標に向かうのです。計画もなく、指示されたり命令されたり、流されるままに過ごしていても、そこには自分が描くような成長はないでしょう。
できれば始業前の30分程度の時間を使って、メールのチェックや昨日作成したタスクリストを見ながら、今日1日の30分刻みのスケジューリングを行ってみましょう。そして1日の終わりに振り返ってみます。次のステップはそこから始まります。
引用元:フランクリン・プランナー https://www.franklinplanner.jp/mag/
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