手帳やタスクマネジメントのツールなどに、積極的に行動計画を立て、日々実践している人は、もともと、自分のスキルを磨いたり、多彩な知見を持つ人たちとのコミュニケーションを図ったりする、いわゆる「成長意欲」のある人なのかもしれません。「何か新しいことにチャレンジしたい」「もっと成果を上げたい」といった成長意欲があってこそ、日々積極的な行動計画を立てるはずだからです。
手帳やタスクマネジメントのツールなどに、積極的に行動計画を立て、日々実践している人は、もともと、自分のスキルを磨いたり、多彩な知見を持つ人たちとのコミュニケーションを図ったりする、いわゆる「成長意欲」のある人なのかもしれません。「何か新しいことにチャレンジしたい」「もっと成果を上げたい」といった成長意欲があってこそ、日々積極的な行動計画を立てるはずだからです。
しかし、日本のビジネス・パーソンは成長意欲に乏しいと言われることも多く、現在、さらに増えていると指摘する人もいます。実際に、成長意欲がなければ、いかに目の前の仕事をこなすかという意識でしかなく、毎日のタスクリストは単なる備忘録となってしまうことになります。
成長意欲を持つために
成長意欲のある人とない人の差はなんでしょうか。ある調査によれば、成長意欲を持つには、目標を高く持つこと以上に、「何かに貢献した」「やり遂げたという実感を持つ」ことが、成長意欲につながるのだそうです。
何かに貢献することで、自分の能力に自信を持つことができ、さらにその能力を伸ばしたいという気持ちになるのでしょう。そしてさらに、成長への意欲を持つことで、チャレンジングな目標や新たな貢献したいというマインドが生まれ、さらなる成長へとつながるというサイクルが生まれやすくなる、ということなのでしょう。
「何かに貢献した、やり遂げたという実感」とはどのような経験でしょうか。次のような経験があれば、「自分が役に立った」と実感できると思いますが、ほかにもたくさんありそうです。
・組織の目標、戦略に対して自分の行動が役に立っている
・誰よりも自分がチームをけん引している
・上司から、「君のおかげでうちの部門が目標達成できた」と評価された
・誰かの相談ごと、困りごと、悩みの解決に貢献し、頼られる存在になった
・お客様から「本当にありがとうございました」と心からの感謝を受けた
・誰も答えが見出せなかった状況で、アイデア、企画案を提示できた
・誰も気づかなかった盲点に気付き、解決策を見出せた
・大きな問題が起きたとき、率先して解決への道筋を立てた
成長意欲を持つためのタイム・マネジメント
では、成長意欲を持つための日々のタイム・マネジメントはどのように考えればいいのでしょうか。前述したように、成長意欲のためには「貢献」「関与」「問題解決」などが必要となりますが、今日いきなり、上記のような経験をすることは難しいものです。たまたま自分の持つスキルの範囲内で、何か問題が起こり、解決できたという経験は、誰にもあるはずですが、そうそう簡単に機会があるものでもないでしょう。
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