顧客獲得は、どの店舗、企業にとっても常に課題です。そしてそのため、さまざまな施策を講じます。マーケティングや商品の開発、広告宣伝等も、重要な施策です。しかし、常に顧客に支持され、愛され続ける店づくりの根本は、自分の仕事を心から楽しんでいるかが、とても重要であるという本質的な内容をお伝えします。店舗に限らず、企業そして、個人の営業成績にも大きな影響を与えます。 ぜひお読みください。
その結果、リピーターが増え、お客様をご紹介いただけるように。
もちろん、ご紹介いただいたお客様へのホスピタリティも忘れてはいません。
今では、ミシュランの2つ星を10年連続で受賞するほどの、世界的な有名店になった4代目の鮨屋。
それでも以前と変わらず、お客様それぞれのストーリーを、大好きな鮨屋を通じて紡ぎだしています。
私は仕事へ対するモチベーションの高さ、毎日新鮮な気持ちで仕事に向かうことができている、そんな大将が羨ましいと聞いていました。
「好き」の力は無限大
20年経って、しかもミシュラン2つ星まで獲得するお店に成長させた大将。
毎日毎日楽しいと思いながら、仕事できることほど幸せなことはないなと…。
潰れかけていた街の鮨屋から、ミシュラン2つ星クラスの店になったと言うストーリーにも感動しました。
何がここまで大将を駆り立てるのでしょうか?
それは前述した父親への憧れと同時に、かつて泡と消える運命に立たされた大切な鮨屋を残したいという情熱、鮨屋を愛する心に他なりません。
そして、家業を継いだ当初に掲げた「絶対に一流の鮨屋にする」目標が、4代目を駆り立てた。
ただそれだけなのです。
自分の仕事が好きで、ただひたすらに目の前の仕事・お客様に集中し、ベストを尽くしてきた結果、
ミシュランの星を10年連続で取り続ける店にまで成長させた大将。
そのやり方は何も特別なものではないことは明白です。
ただ、人一倍真剣に顧客価値について考え、それを提供する覚悟を決めたからの結果と言えます。
それが仕事へのモチベーションとなり常に最高のパフォーマンスとして発揮していたのです。
街の鮨屋からミシュラン獲得の鮨屋にまで、成長させたその方程式は
自身の仕事を心から楽しむこと、それが結果的に顧客満足に繋がったという、いわば掛け算。
足し算ではなく、掛け算です。
その掛け算に真正面から取り組んだから、ミシュランの星を連続で獲得するという評価にもつながったのです。
掛ける数字は「仕事が好き」という思いと「どうしたら楽しんでもらえるか」の2つではないかと思います。
「仕事が好き」の思いは、ここまで紹介したとおり。
好きであればあるほど、それに夢中になり、時間さえも忘れ向き合っていく。
それはまるで、幼少の頃、暗くなるまで友達と夢中になって遊んでいた感覚かもしれません。
私たちは、そんな風に夢中になれるほど、気持ちを傾け仕事出来ているでしょうか?
夢中になれるくらい仕事が好きであれば、自身のパフォーマンスは知らないうちに高くなるため、常に創意工夫を凝らして、良いものを見出していく。
次のページ仕事が好きと言えるようになるには
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人材育成・マネジメント
2022.03.08
2022.12.29
イデア・ヴィスタ株式会社 代表取締役
顧客心理の専門家/ /売上向上専門家 /一般社団法人 日本経営士会 経営士補 /日本プロフェッショナル講師協会 認定講師 https://www.idea-vista.info/ 売上にお悩みなら、お声がけください。 売上アップ、人材育成、組織の活性化の支援を 貴社の課題から最適な改善策で提案しています。 若手が自ら考え行動する「辞めない」育成と、それを支える仕組み作りを通じて、 成果につながるまで経営者のみなさまともに歩む、伴走支援をしています。