テレワークの導入に伴い、ミーティングシステムや勤怠管理のシステムはすぐに導入されましたが、業務プロセス自体を見直し、仕事の仕方を変えた組織はまれでしょう。 自分の周辺にある仕事の流れ、バリューチェーンを洗い出し、本当に現在自分が行っている仕事でいいのかを上司と相談しながら見直す必要がありそうです。
そして、さらに重要になるのが、「自分で仕事をつくる」ことです。仕事の仕方が変わっているのですから、業務プロセスの内容も変わってしかるべきです。
テレワークの導入に伴い、ミーティングシステムや勤怠管理のシステムはすぐに導入されましたが、業務プロセス自体を見直し、仕事の仕方を変えた組織はまれでしょう。多くの組織で、これまでの仕事のプロセスをリモートでのやり方に置き換えただけの状況ではないでしょうか。
自分の周辺にある仕事の流れ、バリューチェーンを洗い出し、本当に現在自分が行っている仕事でいいのかを上司と相談しながら見直す必要があります。
たとえば、これまでは以前と同じように、アポイントをとって、訪問可能な場合は訪問し、無理ならオンライン会議を行っていたが、合同のオンラインでの説明会を先に行ったあとに個別の商談にしたほうがいいのではないか、など、当たり前のように思ってきた仕事のプロセス、タスク自体を見直す必要があります。
そのうえで、具体的な目標への落とし込み、タスクの計画、結果の確認、再計画というPDCAを回していくという、「セルフ・マネジメント」が必要とされるのです。
バリューチェーンのなかで、自分の役割を果たす
そこで必要になるのは、新たなプロセスのなかで担う自分自身の本来の役割でしょう。新しいやり方の中で、バリューチェーンにおいて、自分は何を担うべきで、どのような貢献ができるのかという役割を定義する必要があります。
そして、その役割や目標に沿った、1ヶ月のスパンでの課題と目標の把握が非常に重要なポイントになります。
1ヶ月というスパンは、会社では売上や利益の管理スパンであると同時に、多くのプロジェクトでは、月単位でのマイルストーンの管理を行います。小さなプロジェクトの場合は、スタート~ゴールのスパンの場合もあるでしょう。
今月の目標とタスクを明確にし、大きな戦略の方向性とずれないように1ヶ月を計画・管理します。また、プライベートとビジネスの目標と課題も併せて計画することで、ライフバランスも意識することができるでしょう。
■プロセスの見直しと自分の役割の再認識
■役割に沿った1ヶ月のプランニング
■日々の実行計画
■成果に対する振り返りと再計画
次に、その1ヶ月の目標、課題が達成、解決できるように、毎日のタスクとして実行計画を立てることが必要です。
この毎日のタスクを書きだし、優先順位をつけ、ひとつずつ実行していくことが、セルフ・マネジメントの大きな肝となります。
最後に、毎日のタスクが実行されたかどうか、また実行されなかった場合は、いつ実行するのか、あるいはタスクが変わるのか、のセルフチェックが必須です。
さらに、実行できた場合は、計画した1ヶ月の目標達成や課題の解決にどれだけ役に立ったのかを検証することも必要です。
これからますます増してくるセルフ・マネジメントの能力、これからの成長を助けてくれるのは、自分だけです。
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