敢えて言います。私は「CIO主導の業務改善」というのも、「現場主導の業務改善」というのも、どちらもイデオロギー的な気がして、嫌いです。イデオロギーはどうでもいいから、業務効率を最適化して、よりキャッシュが残るようにするだけだと思うのです。
だとすれば、プロセスのことは、プロセスでやれば?と思うのです。業務改革を永遠にやり続ける部署として、CIO管掌のチームがあるんですか?兼任でプロセスにプロセスの自浄機能を持たせることはできないんですか?
人間の認識範囲の問題がある!と思います?
じゃあ、管掌プロセスを少しずつ、広げていったらどうですか?人間、学び続ければ、広がっていくのではないですか?と思うのです。
そうすれば、プロセスのメンバーの成長に応じて、プロセス効率を上げられませんか?
いや、現場の人間は近視眼的になりやすいから、客観的な立場の人間がいるんだ!とおっしゃいます?
現場担当者よりも、広い視点を持っているのが、プロセスのマネジャーであり、ディレクターではないのですか?と思うのです。それとも、完全にプロセスというパラダイムの外に出ることが必要なんですか?
相当ダラダラとわかりにくい文章を書きましたが、社内に第三者視点を持つCIO管掌の業務改革チームは私は無くていいと思います。お金もかかりすぎると思います。プロセス単体の効率向上を、食いつぶすぐらいのコストではないでしょうか・・・。
そして、現場現場という人に対しては、マネジメント概念の中では、どこまでが現場なんですか?という質問がしたいです。勤労の美徳的な概念、イデオロギーと混ざって主張している人が多々いるように思います。
どちらの主張も、私は嫌いです。本質と違う主張が隠れているからです。
前者は、コンサルティングサイド、CIOにとって都合のいい、おいしいお話しが隠れています。
後者は、イデオロギー的な概念が隠れています。
本質的には、企業のスループットを上昇させること。最適レベルまで。というところの実現だと思います。
余計なことには反応しない。それがコンサルタントのマチュリティだと若い頃から教わってきましたが、敢えてその道をはずれて、「嫌い」という主張をしています。
私は業務改革における「CIO主導」「現場主導」の両方とも本当に大嫌いです。
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ビジネスシステム
2009.11.29
2008.07.18
2008.03.21
2008.02.18
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。