2008.03.21
受験不合格の青年のブログ~「過程」から学び、天晴れ!
寺西 隆行
(株)Z会
入試で合格、不合格ー悲喜こもごものシーズンです。 結果を出すのも大切なことですが、それ以上に大切なものー 不合格だった方、まだまだ人生でリベンジ可能だ! そのためには…
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
Z会ブログ、高校コースで、18歳の青年、K.G.U.G.Sprinterさんがブログを執筆されています。
http://www.zkaiblog.com/hi02/
ここ数日、「将来の受験生たちへ」というタイトルで、教科別学習法の執筆を続けられています。
…読みながら、涙がほろっとこぼれました。
彼、前期の東大入試、残念ながら不合格だったんですよね…
不合格だったにも関わらず、そのときの悔しさが、次なる受験生へのエールへと変わる。
その心の内は
「僕と同じ失敗をして欲しくないから」
彼のブログにコメントを寄せた返事に頂戴した言葉です。
ビジネスの世界では、結果がすべてです。
どれだけその過程で「頑張った」と主張しても、結果が出なければ何もいえないこと、本サイトをご覧の皆さんであればわかりきっていることでしょう。
そしてまた、「結果がすべて」とはいえ、結果が出た後に、結果まで至る「過程」を振り返り、反省し、次へのステップにつなげた人間こそが、全体で見たら一番大きな果実を生み出せることも。
とはいえ、大人の世界ですら、一つの結果に一喜一憂し、短絡的にそこだけを見てしまいがちなもの。。。
なのにこの青年の目は、「過程」を振り返り、次につなげようとしています。
なんと素晴らしいことではないでしょうか!
そしてまた…
自然な気持ちの中で「人様に与えよう」とする行為ができているんですよね。
打算のない、利他の心。
僕自身も、彼のブログを読みながら、心が澄み渡るようでした。
実際に、「与える」という姿勢ができている人は、社会に出たら成功します。
とくに、インターネットの普及でいろいろなものがオープンに、見えるようになった社会では、打算なんてすぐに見破られます。
Takeしかできない人はもってのほか。
Take and Give の人も生きにくい。
Give and Take の人が幸せに暮らせる。
Give and Give and Given の人が成功するー
彼は、前期入試では合格という果実を得られませんでしたが、人生においてもっと大事なものを身につけ、そして内包する良心と結びつけ、すばらしい価値を社会に産み落としています。
こんな彼を見倣い、応援するー
大人も負けちゃいられないと思うー
社会全体の構成員みんな、そんな感情を抱くようになれば、Give and Give and Given の人だけが成功するのではなく、みんなが幸せに溢れつつ、そして成長する社会になるのではないでしょうか。
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