世界中が注視する米中貿易通商交渉の行方が不透明ということで、世界経済には暗い影を与えています。 「中国、米国が風邪をひけば、グローバル経済が肺炎を起こす」という表現が当てはまるのではないでしょうか。そんな中で、6月に入り豪準備銀行(RBA)とインド中央銀行が相次いで政策金利の引き上げに踏み切りました。特に中国との貿易関係が深いオーストラリアを中心に解説したいと思います。
まとめ
今年前半を見る限りにおいては、これまでの高金利通貨投資の豪投資、そしてインドを中心とした新興国投資については、疑問符のつくところです。唯一債券投資利回りが低くなり、債券投資には妙味があるような展開となっていますが、利回り低下の動きで金利収入には多くを期待できないでいます。
ミドルリスク、ミドルリターンのクラウド商品に当面投資するのが賢明なように思う今日この頃です。
«記事作成ライター:水谷文雄»
国際金融市場に精通するInvestment Banker。
スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替および金利・債券市場部門で活躍、外銀を知り尽くす国際金融のプロフェショナル。新興の外国銀行(中国信託商業銀行 )の東京支店開設準備に参画しディーリング・ルームの開設を手掛ける。プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペインと日本との文化・経済交流を夢見るロマンティスト。
【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp
【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/
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