純丘曜彰 教授博士の執筆記事一覧

2018.09.18

リアリティの喪失:近代の哲学と現代の日常

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/仮想現実以前に、日常で「現実」としているものからして、どれもこれも空のキャラメル箱のように、外面だけあって中身が無い。そして、ニセモノほど、人を騙すため...

2018.08.29

カズオ・イシグロ『日の名残り』を読み解く

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/かなわなざりき悲恋話だの、失敗した人生の回顧録だの、政治状況の隠喩風刺だの、そんなのは、この小説の読みとして、根本から間違っている。たとえ読みの浅い読者...

2018.08.17

大学事始:蘭学から英学、ドイツ学へ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/いまの東京大学の前身は、戦前の東京帝国大学。しかし、それよりさらに前に、旧「東京大学」があった。1877年(明治10年)4月、いまだ九州で西郷隆盛の西南...

2018.07.24

近代の国家と個人の始まり:フマニズムと宗教改革の16世紀

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/1500年、歴史は大きく動いた。中世のローマ教会とヒエラルキア(神聖管理)、そして、前世紀のルネサンスとバブル国家が一掃され、宗教改革とともに、近代の国...

2018.07.17

ルネサンスとバブル国家

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/15世紀のヨーロッパは、ルネサンス文化の花が開いた、というような温和な時代ではない。それはむしろ、官僚制や常備軍で長期経営を見据えた近代の絶対政国家と違...

2018.07.10

中世暗黒時代:文明論的世界史の視点から

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

https://note.com/philosophyonline/n/n73694186c730 に記事を引っ越しました

2018.06.30

慢性論評中毒症:採点魔はみんなに嫌われる

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/人も物も店も、その総体で、それだ。部分だけを変えたりはできない。だから、部分を否定することは、全否定するのも同じ。だから、あとは、それをそのまま受け入れ...

2018.06.03

なんどやってもうまくいかない人:連打バカの袋小路

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/一度、うまくいかないことは、おそらくまず、同じことをまたやっても、また同じように、うまくはいくまい。押しの一手で、どうにか、などということは、まず通用し...

2018.05.12

ミロス・フォアマン『アマデウス』を読み解く

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/天才に嫉妬した凡人、それどころか、神に愛された天才を引きずり倒した凡人の頂点、ということか。だが、このセリフも、あの信頼すべからざる偽悪家のサリエリが言...

2018.03.15

アルプスの潜水艦乗り:『サウンドオブミュージック』の裏のスパイ大作戦

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/アルプスの山々の奥深いザルツブルクにいながら、トラップ大佐は、じつは潜水艦乗り。仕事を失い、腐っていたが、ある日突然、国際社会の中心人物となってしまい、...

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