事業モデルの再設計を検討する際の大枠のステップをご紹介します。
ステップ8 )新事業モデルをデザインする
採用する事業モデルを選択して、全体の整合性を確認・調整します。
ステップ9 )テスト的に実施し、顧客の反応、パートナーの動向をモニタリングする
新事業モデルを、まずは特定の顧客・地域で小さく試して、顧客ニーズと自社、協業他社のオペレーション能力とマッチしているかを検証します。
ステップ10) 新事業モデルへの移行
新事業モデルへ変革するための体制・詳細スケジュールをつくり、本格的な実行プロジェクトをスタートします。
以上のような流れで、経営チームで事業モデル変革を進めていきます。
実際には、いざ新しく事業モデルを描こうとしても、どうしても現行のものに引っ張られ、売り方をちょっと変えただけの改善レベルの議論に終始してしまうことがあります。そのような場合、たとえば、全く異なる他業種の事業モデルを自社に無理やり当てはめたらどうなるか?といった強制的な発想を課すなどして、実現性など考えずに思考の枠を広げながら、まずは変革への何かしらのヒントを得ることを考えます。
また、事業モデルの全構成要素をすべて変更しようといっぺんに考え出すと混乱します。多くの場合、変革の起点となる要素(主に、ターゲット顧客、パートナーシップ、自社強み、利益メカニズム)から筋の良い変更点を発見したら、その他の要素は自動的に調整されていきます。全ての要素を相手にするのではなく、変革の起点となる1つ2つの変更要素さえ見つかればよいという感覚で進めるといいでしょう。
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