個人商店から事業組織へと発展する過程において、「ミッション」の策定は必須事項となります。
「目標」・・・・ ビジョンを達成していく過程に設ける目印となる具体的な指標・数値
これらは、必ずしも事業を始めたときになかったとしても、
組織として事業経営をすると決めた段階で、真剣に考えてつくればいいことです。
ところが、ある程度の規模の組織になっても、
売上目標くらいしか設けず、
「社会のために・・といった理念・ミッションとかなんか嘘っぽいし・・」
「そんな綺麗ごと言ってたって、儲からないと意味ないでしょう・・」
とミッション策定に反発する経営者も中にいます。
事業を営む以上、利益を上げるのは当たり前の「前提条件」です。
利益がなければ、そもそも事業が継続できません。
そして、これは「利益」か「ミッション」かといった
対立事項として捉えるものではありません。
もし2つが相反すると感じるならば、それは見ている時間軸が
経営者として短すぎるだけです。
ミッションさらにはビジョンに対して、
社員がワクワク感を持って仕事に取組めば、
オペレーションの品質も向上し、結果「顧客満足度の向上」につながり、
既存客(顧客生涯価値)も増える。
また社員満足度も向上し、離職・採用等のコストも削減される。
結果、利益も増加し、事業成長へのさらなる投資も可能になる。
私の知人で大成功している経営者は、
起業したときは、ビジョンも事業プランもなかったそうです。
ただ、明確な「ミッション」だけがあった。
そのミッションに共感して集まった人間で会社を作って、
そのあと、どんなビジネスをやるかを決め、ビジョンを描いていったそうです。
そして、今やすごい個性のある文化をもつ、
最強の事業組織を作り上げています。
この会社は極端な例かもしれませんが、
それほど、事業の「目的・意義」が重要だということです。
商売を事業として組織化すると決めたなら、
その時点から事業経営者としてマインドを改めて、
真剣にミッションの策定に取組むべきです。
そして、それを自らの心に刻みながら、全従業員にも浸透させていく。
成長する事業組織には、必ず共有するミッションがあります。
これこそが、ビジョン、戦略、事業モデル、オペレーション・・
を設計する上での核となり、事業成長の原動力となるものなのです。
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