2015.11.09
意外と知らない?DIY動画から学ぶ「本当」のコンテンツマーケティング
動画広告・動画マーケティング専門メディア VIDEO SQUARE編集部
Crevo株式会社
日本でも浸透してきている「コンテンツマーケティング」。 浸透してきている一方で、コンテンツマーケティングの「本当」のポイントを知らない人も多いようです。 今回はコンテンツマーケティングの基本と、動画の上手な組み込み方について考えてみたいと思います。
今さらですが、コンテンツマーケティングとは
最近では、どこの企業でも、マーケティング戦略のどこかに「コンテンツマーケティング」という言葉を出しています。
ただ、その割には「コンテンツマーケティング」という言葉は、使う人によって若干意味合いが異なっているように見受けられます。
極端な例をいうと、「コンテンツを使ったマーケティングは全部コンテンツマーケティング」と考えている人もいます。しかし、コンテンツという意味ではTVCMも雑誌広告もコンテンツの一種です。これでは、「コンテンツマーケティング」という言葉が意味を成しません。
コンテンツマーケティングの理解促進を進める団体"Content Marketing Institute"(以下、CMI)では、以下の様に定義しています。
「コンテンツマーケティングとは、ターゲットを明確化し、彼らが興味を持ち価値を感じるコンテンツを作成/発信することで、ターゲットを惹きつけ、関係性を構築し、究極的には購買活動にまで結びつけることを目的とした戦略的マーケティング手法」
※筆者訳
従来型広告と何が違う
世間に出回っている「定義」の多くがそうであるように、CMIのコンテンツマーケティングの定義も非常にわかりづらい表現になっています。そこで、キーポイント3つを抜き出してみます。
①ターゲットの明確化
②ターゲットが有益に感じるコンテンツの発信
③ターゲットとの関係性構築
まだ、イメージが湧きづらいかもしれませんので、従来型の広告と何が違うのかを考えてみたいと思います。
これまでの広告は「出稿する」という言葉にも表れているように、消費者が注目するメディア(TVやウェブメディアなど)に露出することが中心となっていました。
しかし、コンテンツマーケティングでは、ターゲットにとって有益なコンテンツを「自分たちで」発信することが前提となります。
なぜなら、第3者が運営するメディアに、せっせとコンテンツを「出稿」し続ければ、メディアとターゲットの間に関係性はできるかもしれません。しかし、自社とターゲットの間には関係性は構築されないからです。
たとえば、Yahoo!ニュースが有益なコンテンツを掲載したとき、ユーザーは「やっぱりYahoo!ニュースは良い情報を提供してくれる」と感じ、Yahoo!ニュースを信頼するようになる(=関係性を構築する)でしょう。誰が作ったかよりも、どこでコンテンツに触れたかが優先されてしまうのです。
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