「レジャー白書2017」(日本生産性本部)によれば、ゴルフ人口が激減しているという。中高年がゴルフから離れているなか、若いビジネスマンはゴルフをするべきか。
もはや負の遺産だと思う人も多いだろう。
ゴルフを利用する?
しかし、ゴルフはやりようによっては、仕事、プライベート問わず非常に役にたつことも多い。まず、普段会えない人に近づくきっかけにしやすい。(好きならほぼ断られない) また、1日一緒だから会話も多い。普段できない話をする機会となる。(第一、飲みと違って素面なので「覚えてない」ことはない) そして、仕事での会話もスムースになる。
基本、やりたい人だけやればいいのだが、この中高年がやらなくなった状況をチャンスととらえ、積極的に参加してはどうか。仲間うちだけでいくのではなく、仕事を中心として、友人、家族とのコミュニケーションのツールとして活用する価値は十分にある。
ただし、たいした努力もせず、自分のことだけを考えてゴルフをするだけでは、なんの役にもたたない。うまく活用して、組織の上に閊えている中高年を追い越してしまおう。
以下がそのポイントだ。
上手なゴルファーではなく、「グッドゴルファー」になる
コミュニケーションツールなのだから、別にうまくならなくても良い。酒のマナーと強さが別なのと同じだ。グッドゴルファーの条件は、「周囲をよく見る」「ピンを持つ」「グリーンを直す」「素早くプレーする」「無駄話をしない」さまざまあるが、私の定義は「一緒に回るメンバーが気分もスコアも良く回れる」プレイヤーのことだ。仕事と何も変わらない。当然、グッドゴルファーは、間違いなくグッドビジネスマンだ。
また、ヘビーゴルファーはゴルフ談義が大好きだ。ゴルフ雑誌は熟読しておこう。
メンバーになる
幸いなことに、ゴルフ会員権は非常に安くなっている。プレー費との比較をすれば、手の出ない価格ではないことがわかる。倒産するようなゴルフ場は論外だが、本格的に始めるならメンバーになるべきだ。ゴルフが好きな人でも、まだまだメンバーライフを楽しむ人は少ない。一部の人たちのものというイメージが強いが、まったくそんなことはない。なによりゴルファーとしての世界観が変わる。ゴルフ社会に堂々とデビューしよう。
ゴルフコンペを開催する
貴重な土日にゴルフコンペを開催して、人が集まるのだろうかと心配するのもわかるが、個人的な印象では、30~40人集めるなら、飲み会よりもコンペのほうが集めやすい。コンペを仕切ることは、まさにビジネススキルに直結する。3か月ほど前から準備すれば十分で、会費を集めて商品を用意し、コンペを主催しよう。
師匠を見つける
とはいえ、すべて独学でいくのはなかなか難しい。練習のしかた、ゴルフ場での立ち振る舞い、コースの選び方、なんでも教わろう。
逆の立場になれば、仕事を引退したあと、若い人たちから誘われることもあるかもしれない。いろんな世代とつながっていることは損ではないはずだ。
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2015.07.17
2009.10.31