2016.11.07
電力自由化開始から半年 「電力会社は自分で選ぶ」時代が到来 業界に与えるインパクトとは
株式会社 アイ・グリッド・ソリューションズ
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
2016年4月1日に電力の自由化が開始されました。現在、経済産業省に登録している小売電気事業者は350社に上ります。1月~4月までの予約受付期間は、「値段」が主にうたわれてきましたが、電力自由化から半年以上が経った今、価格競争だけではなく「+α」の付加価値を提供する電力会社が増えています。
スーパーマーケットとしては、これまで無関係に近かった電気小売事業ですが、電力の自由化が始まり、通信会社や旅行会社等、様々な業種が参入し、新しいビジネスチャンスを創り始めています。その中で、スーパーマーケットならではの電力小売事業のメリットは、消費者が月に何度も訪れる、最も生活に密着した場所であるため、生活インフラである電気を相談しやすく検討しやすい場所であるということが大きなメリットでしょう。
今後ガスの自由化も開始され、「インフラは自分で選ぶ」という認識が一般化することで、小売流通業界への大きなインパクトを与えることが期待されます。今年4月に始まった電力自由化が、新しいビジネスチャンスを見出す初めの一歩になっていると考えています。
(株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ エネルギー・プラットフォーム事業本部本部長 秋田 智一)
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株式会社 アイ・グリッド・ソリューションズ
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株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、電力エネルギー需要の最適化を推進している会社です。 今後、電力・ガス等のエネルギーもコモディティ化された「商品」になって行くとするならば、 この生産・調達から流通・消費までのトータルエネルギーマネジメントは、最終需要者の需要動向視点が重要となり、 サプライチェーン・マネジメント(SCM)ではなく、デマンドチェーン・マネジメント(DCM)であるべきでしょう。 (株)アイ・グリッド・ソリューションズは、この未来の姿を見据えて、エネルギーのデマンドチェーン・マネジメント(eDCM)を提唱し、 「川上から川下へ」ではなく、「川下から川上へ」向かってのエネルギー需要の連鎖に注目し、その最適化の実現を事業戦略の 基幹におくべきと考えています。かつて小売流通界においては、革新的な先人たちがデマンドサイドのマネジメントに向かって スタートし今日の姿があるように、我々もエネルギー分野における理想に向けスタートしています。