2009年に出版された「異業種競争戦略」に書かれている異業種格闘技は近年ますますその傾向が強くなっています。米ウーバー・テクノロジー社とトヨタ自動車の提携は将来のシェアリングモデル進化の時点での自動車市場の構造変化を睨み将来の異業種格闘技に備えるという意味を持っているでしょう。その意味や異業種格闘技がもたらす将来像について述べています。
ラストマイル問題が解消されれば物流費用は安くなります。ネットスーパーは益々盛んになり消費者向け食料品や日用品などの市場では異業種格闘技の結果コンビニに代わる覇権を持つ新しいプレイヤーが出てくる可能性もあるでしょう。アマゾンなどはその候補なのではないでしょうか。
いずれにしてもこのような時代になると多くの異業種格闘技が日々行われる世界になります。内田先生の著書からの引用です。「異業種格闘技は何でもありの世界であり、『これが正しい』といった唯一の解はありません。どこから弾が飛んでくるかわからない、攻めるにやさしく守るに難しい世界です。・・」
正にどこから弾が飛んでくるかわからない世界になりつつあるのです。
もちろん、現実的には様々な規制やクリアしなければならない制約はとても多いでしょう。
それにしても日々異業種格闘技を見ることができる面白い世の中になったと感じます。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。