春の予防、もうお済ませになりましたか? 1)狂犬病予防接種 2)ノミ・マダニの予防 3)フィラリアの検査 4)健康診断の血液検査4つがありますが…ここだけの話、「4つも必要があるのか?」と思ったことはありませんか?かといって、獣医師に今さら聞くのはなんとなく気が引ける。そんな愛犬・愛猫の飼主さんのために、前回は「ノミ・マダニの予防」についてお話ししました。今回は「フィラリア」についてお話しします。
日本のイヌたちは、今よりずっと多くフィラリア症にかかり、短命でしたが、このイベルメクチンのおかげで、長生きができるようになりました。都心では飼主さんの意識が高く、予防が浸透しているので、フィラリアに感染するイヌたちはあまり見られません。しかし、東京でも23区外になるとまだ感染しているイヌを実際に見ます。知人の獣医師によると、東日本大震災で被災してきたイヌたちは、フィラリア感染しているケースが予想していたよりも多く見られたそうです。
東京では、5月ゴールデンウィークが明けたあたりから、フィラリア予防薬を飲ませ始めることが多いです。フィラリア予防薬は、動物病院で検査を受けてから飲ませ始めましょう。
ペットは家族であると同時に、社会の一員です。動物種によって、かかりやすい病気や予防が異なります。もし、「あれ?うちの子、必要な予防してるのかしら?」と思われることがあったなら、かかりつけの動物病院に確認してみてくださいね。
次回は、今さら獣医師に聞けないシリーズとして、「健康診断としての血液検査」についてお伝えします。
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今さら獣医師に聞けないシリーズ
2016.04.13
2016.04.18
2016.04.20
2016.04.26

武田 真優子
つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師
ペットホスピスをつくるために地方移住予定/うさぎと暮らすペットヘルパー/認定動物看護師。老齢動物介護/グリーフケア/ペットマッサージ
