人材のミスマッチ問題を斬る。専門家採用に手をこまねく日本に未来はあるのか?

2016.02.24

組織・人材

人材のミスマッチ問題を斬る。専門家採用に手をこまねく日本に未来はあるのか?

HRレビュー 編集部
株式会社ビズリーチ

日本は人材の需要と供給のミスマッチ度を表す「人材のミスマッチ」の評価が米国と並んで最悪であり、アジア・太平洋地域ではもっとも「人材が探しにくい国」という結果となりました。日本企業はこの事実をどう受け止め、どう対処すべきでしょうか?

  1. 人材の開発・育成によって専門性の高い人材を確保する
  2. 評価基準を明確化・明文化し、賃金(≒評価)を適正レベルにまで上げる
  3. 仕事のやりがいや事業の社会的意義などを通して積極的に声がけする

すでに専門性の高い人材の賃金が高い米国では、2の方法はなかなかとりづらいでしょう。しかし、いまの日本であれば、2の方法を含め、まだまだ上記3つの手法をとることが可能です。

賃金競争をあおるつもりはありません。より適切な評価がともなえば、1の方法によって専門性の高い人材を増やすことができるでしょう。専門性の高い人材の育成と適正評価、まずはこの2つをグローバル並みに実現し、その上で仕事のやりがいや事業の社会的意義を通して社外から積極的に専門性の高い人材を集めることが、「人材のミスマッチ」解消の鍵をにぎると考えます。

文:望月 美奈子

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