変革をスムーズに進めるために、共感者を募ることが必要です。そもそも共感とは何かという部分から紐解いて考えてみましょう。
反感を生じさせている部分が、実は自分も闘っている弱い部分なのだということが分かると、人は「そうだったのか」という共感を持つようになるというわけです。弱い自分=反感を自分の中にまずは認めることが必要というわけです。反感部分を隠しておいたままでは、人は共感してくれません。「この人は、わかっていない」で終わるだけです。自分の中の葛藤を共有する姿勢が共感を呼ぶのです。
共感か、反感か。共感は単にビジョンや戦略に対して理性的に生じるものではありません。共感のメカニズムを理解すると、反感も実は共感に変えることができるということがわかります。
* 誰が世界を変えるのか 2008 フランシス・ウェストリー 英治出版
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変革を科学する
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株式会社インサイト・コンサルティング 取締役
わたしはこれまで人と組織の変革に関わってきました。 そこにはいつも自ら変わる働きかけがあり、 異なる質への変化があり、 挑戦と躍動感と成長実感があります。 自分の心に湧き上がるもの、 それは助け合うことができたという満足感と、 実は自分が成長できたという幸福感です。 人生は、絶え間なく続く変革プロジェクト。 読者の皆様が、人、組織、そして自分の、 チェンジリーダーとして役立つ情報を発信します。