先進国市場でのB2BまたはB2G営業においては、着実に結果を出せる営業員の考え方は共通する。それは一見、「日本的」で「ベタ」なやり方だが、顧客キーパーソンの信頼を得るために必要なことをやっているに過ぎない。
聞きようによっては非常に「日本的」で「ベタ」に聞こえる内容だった。それらを聞いているうちに、小生はいわゆるデ・ジャブ(既視感)を覚えた。そのクライアント企業の業界で優秀とされる日本人営業員の方々が同じようなことを語っていたのを思い出したのだ。
でも確認してみると、そのニュージーランドの優秀営業員は日本人に対し営業法について語ったのはこれが初めてだと言うし、そもそもその日系企業に入社したのは1年ほど前に過ぎないというのだ。
つまり彼が身につけている営業センスや価値観は、日本的センスとはまったく関係なく、独自で身につけたものなのだ。彼の成功をもたらしている、多くの日本人が「日本的営業」と思っている行動パターンは、実は日本独自のものではないのである。
実は小生は似たような経験を幾つか、B2B市場向けの他のクライアント企業でもしている。どうやらB2B/B2G営業においては、着実に結果を出せる営業員の考え方は先進国市場では共通するんじゃないかというのが、小生の仮説だ。
営業改革
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パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長
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