誤字ツイートから1日で商品化決定。「面白そう」と「スピード」、「話題作り」でニッセンの激怒TシャツはSNSマーケティングの道を拓いている。
「面白そう」と「スピード」が、ソーシャルメディアマーケティングのカギになる。そして、うまく流れを作るには、「話題作り」が欠かせない。常日頃から積極的にコミュニケーションを図り、親しみやすいというブランディングに成功している企業公式アカウントをうまく巻き込むことは、かなり有用のようだ。
この激怒Tの話題が最も盛り上がった1月13日の終わりに、いわば企業公式仲間のタニタ公式アカウント(@TANITAofficial)が『今回のニッセンスミスさんの件は、企業アカに取って大きな一歩だと感じる。今後、「激怒T以前、以後」と語り継がれることだろう。2015/01/13 21:04』とツイートしている。まだ、販売日未定で、どれくらい売れるかわからないので、結論を出すのは早いが、面白い事例になったのではないだろうか。当のニッセンスミス氏のツイッターでのデザイン投票(これも5,600件超の反応があった)が終わって一段落したときのツイートが秀逸だったので最後にご紹介しておきたい。まさにオチが楽しみなソーシャルメディアマーケティング事例である。
『ツイッターの/みんなでつくる/#激怒T/オチがわからぬ/それがよし
(担当者の心中を詠みける歌)2015/01/20 17:54』
参考資料
*1 総務省「平成25年通信利用動向調査の結果」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/140627_1.pdf
*2 NTTコムリサーチ「第6回 企業におけるソーシャルメディア活用に関する調査」
http://research.nttcoms.com/database/data/001902/index.html
*3 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション(株)http://buzzoo.jp/about
*4 各アカウントのフォロワー数は、2015年1月27日調べ。
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