偽装問題、とうとうマクドナルドまでか、という感じです。
===
マック、サラダの調理日時偽装=賞味期限切れヨーグルト販売の可能性
日本マクドナルドは27日、都内の4店舗で、売れ残りのサラダの調理日時を表示したシールを契約会社の従業員が張り替えて販売していたと発表した。マクドナルドでは「食品衛生法の違反などはないとみて公表していなかった」(広報担当者)と説明している。また、賞味期限切れのシェイクとヨーグルトの2商品を販売した可能性があるとして調査している。
同社によると、調理日時の張り替えがあったのは早稲田、大塚駅前、新大塚、本郷3丁目の4店舗で、メニューは「サイドサラダ」「新サラダディッシュ・クリスプチキン」「新サラダディッシュ・グリルチキン」の3品目。同社の社内規則では、サラダは調理から12時間以内に販売するルールになっていたが、従業員が調理日時のシールを張り替え、前日調理したものを翌日に調理したものとして販売していたという。(時事通信社の記事より引用)
===
いろいろネット上の記事を見ましたが、マクドナルド批判が優勢ですね。
相変わらずの大騒ぎ、そして、批判する人の多さに、「はいはい(=どうでもいいわ)」という感じです。
以前にこちらのブログでも指摘したのですが、昔から偽装なんて、小さな商店街の小さなお店ではあったのに、何を今更大騒ぎ?ってわけでして。
まず前提。
偽装をいいこととは思いません。
偽装する人は間違いなく悪いですし、擁護する気持ちは何もありません。
しかし、「偽装大国:日本」という現状にしたのは、他ならぬ日本の社会に住む成員たち、そう断言します。
そもそも、社会の「中」で起こっていることですから、社会の構成員一人ひとりが何らかの責を負っているわけで…その意識は、社会の構成員である以上、いわゆる「使えない評論家」とは一線を画して、みんな持ち合わせるべきですが、それはさておき
・なんで偽装が起きたか
・なんで大国になったか
の理由を考えてみましょう。
1.なんで偽装が起きたか
賞味期限の偽装は「売れ残り」から発生します。
上述のように、「売れ残ったものを再度(あくどい人は、賞味期限を変えて)売る」という文化に似たようなものは、元々日本にはありました。恐らくは、「もったいない」という言葉を生んだ日本という国だから。。。
そんな国が豊かになりすぎ、物が溢れ、
・目的のものが置いてなければ「がっかり」どころか、店舗側を「何で置いてないのよ!」と批判するようになる人が多くなった。
・その批判に応えるためには、どうしても余剰在庫が従来より出てしまうが、それを価格転嫁をすることを許さない客ばかり(注:これが「コンビニ」だけは人の心で許されているんですよね。そもそもが「定価販売」からスタートした文化だからでしょうか)。
次のページ賞味期限の偽装ー実はこの方法、バレない限りWin-Wi...
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2007.12.03
2007.12.04