自分の成績を上げたい! 組織の業績を伸ばしたい! というときの一つのソリューション。 それは「他人・他部署を信頼すること」。
今週末に、国公立大学の前期試験が行われました。
東大志望者の受講者がとても多いZ会では、直前期の東大志望者の動きもよくわかるのですが…
今週になっても、映像授業「ファイナル東大コース」(前・後期試験それぞれに対応)
http://www.zkai.co.jp/vod/course/final/index.html
を、今週末の前期試験直前対策としてご購入される方もいらっしゃる…というくらい、難関大志望の方は「最後の一瞬」まで、対策に余念がありません。
試験直前まで頑張って対策し、見事合格をつかんだこれまでの東大合格者の皆さん。
彼らから合格直後のコメントを頂戴すると、最も多い単語が
「感謝」
です。
この単語、すべての大学合格者に多いのですが、東大合格者は「極めて多い」というレベル。
親に感謝、友達に感謝、先輩に感謝、先生に感謝、支えてくれたすべての人に感謝…
感謝、感謝のオンパレードです。
そして、感謝の裏にあるのは、「誰かを信頼する気持ち」ですよね。
最高点に達するためには、信頼する気持ちが絶対に必要、という、ちょっとした裏づけだと思っています。
なんでこんなことをふっと述べる気になったか、と申しますと…
大阪市職員のメールを極秘で調査した橋下市長の記事を目にしたからです。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201202220049.html
橋下市長は市職員幹部(管理職のみのメール調査のようですね)を信頼していない(あるいは、これまで無知識なので、信頼できるかどうか、を見るために調べる)、という状態。
そして、そんな橋下市長に、調べられた方は脊髄反射的に「うっ…」となり、職員の中には「何様のつもりだ!」と反発している方もいるような状態。
これが現状でしょうか。
双方に信頼感がない状態ですよね。。。
そして、組織全体として、サービス享受者(=市民)には全く関係のない労働がそこに費やされる。
この状態が続くことは、生産性の悪化(=提供するサービス水準の低下)につながること、見た目でも、論理的に考えても、明らかですよね。
「今、調査に踏み切った」という事象だけみて、双方の態度をとやかくいうつもりはありません。
ただ、この調査をした後、ということであれば、次のような姿勢が求められるのではないでしょうか。
橋下市長側は、調査して「シロ」であった職員を信頼し、さらにしらみつぶしに調べるようなことは決してしない。空いた時間で別の大切な業務に勤しむ。
職員側は、調査して、“「シロ」以外の行為を排除してくれたんだ”と思い、自分も信頼される行動を続けると共に、市長のことを信頼し、市長の行為にいちいち突っ込まず、市民のための業務に勤しむ。
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