次代を担うリーダーが出てこない、という企業の悩み。その理由を、これまでどのようにリーダーを登用してきたかを通して考える。
次代を担うリーダーが出てこないというのは、企業においても大きな悩みとなっている。これは「昇進のジレンマ」に陥っているのではないかと思う。失敗や間違いに寛容でなくなり、目先の成果だけをコツコツと上げてきた人材、ミスのない安定した人材の登用を続けてきた結果ではないのだろうか。もちろん、そのような人材を評価することは何の問題もない。しかし、そのような評価とリーダーの輩出、昇進のありようとは分けて考える必要があるのだろう。失敗や間違いをどう評価し、あるいはどのように経験させて、昇進人事に組み込むか、これが問われている。
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組織というもの
2013.04.12
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NPO法人・老いの工学研究所 理事長
高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。