国民騒然!あの国会乱闘は、メディアもグルのヤラセである!

画像: Dick Thomas Johnson

2011.05.05

ライフ・ソーシャル

国民騒然!あの国会乱闘は、メディアもグルのヤラセである!

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

ゴールウイークの中日である5月4日。深夜のバラエティ番組で小泉チルドレンである元衆議院議員・杉村太蔵氏が爆弾発言をしていた。議員生活4年の任期の中で、いちばんびっくりしたことだと宣ったその出来事は・・・

杉村太蔵氏の出演した番組は、毎日放送5月4日23時50分から放映の「20マウス」というバラエティ。新聞のテレビ欄にもご丁寧に、杉村太蔵が爆弾発言!「国会乱闘はヤラセです。一同騒然」と明記してある。毎日放送に、深い意図はあるのか・・・。これって自分たちも与野党とグルで情報操作をしていたことを認めたということだ。今後、毎日放送は「強行採決」のニュース映像を、真顔で伝えることはできないだろう。もしも、いけしゃーしゃーと「国会乱闘」ニュースを流すのだとしたら、あまりに視聴者をバカにした話である。

インターネットの出現以降、大きくメディアの在り方は変わってきた。受け手側である国民のメディアリテラシーも高まった。政治よりも、何千倍も、何万倍も早いスピードで、情報環境が変わってきている。その「時間」に誰も適応できてはいない。

下手な先生方の茶番でも、優れたドラマでも、作り物は作り物。それは、「過去」をつなげた結果の産物である。どうしても「時間」を要する。そのタイムラグに、ストレスがある。その「時間のズレ」に対するセンスのあるなしが、東日本大震災以降のメディアの存亡の鍵を握る。

過去の例になぞった茶番など要らない。マスコミが、今後も、「国会乱闘」を真顔でニュースにしていたら・・・そのメディアには、そろそろ見切りをつけた方がいいかもしれない。

東日本大震災という有事を経験した国民が信じるのは、下手なドラマではない。ドキュメンタリーである。今日の続きの未来である。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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