この10年ほど、マーケティングにおける'キーワード'としてずっと頭に引っかかっているのが、「コンテクスト(文脈)」という言葉です。
また、2002年の『ブランド戦略シナリオ-コンテクスト・ブランディング』(阿久津聡、石田茂著、ダイヤモンド社)において既に、商品を売るための下地としての「新たな文脈創造」の方法が紹介されていました。
情報過多の今、情報の解釈は大変面倒なものになっています。ですから、マーケティング・コミュニケーションが高い効果を達成するためには、メッセージ本体に加えて、ますます「コンテクスト」を重視しなければなりません。
私たちマーケターは、優れたキュレーターにならなければならないということになりますかね。
『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』
(佐々木俊尚著、ちくま新書)
『新版 戦略PR 空気をつくる。世論で売る。』
(本田哲也著、アスキー新書)
『ブランド戦略シナリオ-コンテクスト・ブランディング』
(阿久津聡、石田茂著、ダイヤモンド社)
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2012.10.24
2012.12.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。