これは、昨年(2010年)後半、メルマガ『スーパー広報術』に連載した記事を統合・一部リライトしたものです。なお、原書に基づいて執筆したため、翻訳版とは日本語の表現が若干異なっています。
●ブランドストーリーも重要
さて、消費者の生活を大きく変えるようなブランドには、ブランドを支えるストーリー(物語)がつきもの。ブランド・ストーリーを通じて、人は感動し、共感・共鳴し、ブランドの熱烈な支持者となっていきます。
実は、ブランドストーリーも、やはり企業だけが作るものではありません。基本のストーリーはもちろん、企業内で生まれます。しかし、昔ばなしが、人から人へと伝えられる過程で少しずつ変貌していったように、ブランドストーリーも消費者との共同作業になります。
Marketing 3.0では、ブランドストーリーもまた、企業がコントロールしよう とはすべきではなく、消費者に手渡すべきだというのが基本主張です。企業がやるべきことは、真摯(Integrity)で真正(Authenticity)であること。そうすれば、否定的なストーリーへと変容させられていくことはありません。
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「Marketing3.0」考
2011.01.08
2011.01.08
2011.01.08
2011.01.08
2011.01.08
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。