プロ野球セ・リーグで開催されている「オールドユニフォームシリーズ」ですが、注目されるのは混戦のセ・リーグで首位(8/18現在)に立つタイガース。限りなく黒に近い紺色のユニフォームに身をまとった選手たちはまさに戦闘集団。今回はタイガースの復刻版ユニフォームに象徴される「黒」について考えます。
皆様こんにちは。
カラーコンサルタントRosaの山田美帆です。
8月17日~19日まで3日間、プロ野球セ・リーグでは「オールドユニフォームシリーズ」が開催されています。
このイベント、伝統ある6球団が、各々思い入れのある復刻デザインのユニホームを着用して対決するのです。
これまで、各球団が単独で復刻デザインのユニホームを着用することはあったのですが、双方が着用することは球界初の試みだそうです。
その中で、阪神タイガーズは、1948年~49年「大阪タイガース」時代のビジター用ユニフォームを使用していますが、今日はこのユニフォームに注目したいと思います。
このユニフォーム、実際は紺ですが、黒に近い紺であるため「黒いユニフォーム」と言われていたそうです。
このユニフォームが登場した理由は、戦後の物資不足の影響で、生地がなかったからだとか!?
それでも当時は、史上最強の「ダイナマイト打線」を象徴するユニフォームだったので、今季のタイガースにも通じるものがありますよね。
黒は本来、強さを表す色。人に威圧感を与えたい時に効果があります。
また、忍耐力を高め、我慢強さをもたらせてくれます。
外からのエネルギーを遮断するため、自分のペースで事を運ぶこともできます。
これはビジネスにも応用できます。
自分を強く見せたい、断固自分の意見を押し通したい時など、黒は最適な色です。
不屈な精神で困難を乗り越えたい場合にも、黒は味方してくれるでしょう。
ところで、「リスクにあなたは騙される」という本によれば、黒のユニフォームは試合において、ペナルティを取られやすいそうです。
なぜならば、黒のユニフォームが否定的な感情のラベルをチームに貼りつけやすく、審判は公平なジャッジができなくなると書かれています。
確かに、人間は黒を見ると、否定的な気持ちになる傾向があります。
だから、黒ばかり身につけていると、人に拒否される可能性もあるのです。
また、阪神タイガースと言えば、現在のユニフォームは黄色と黒。
この黄色と黒は、色の中でも明度(明るさ)が白の次に高い色と、一番明度の低い黒を対比させることで、非常にコントラストの強いよく目立つ配色になるので、 危険を知らせるときに使われます。
道路標識や踏み切りなどにもその配色は用いられてます。
他にも、スズメバチや鬼太郎のちゃんちゃんこなど、恐怖をも表す色です。
今季は調子のいいタイガース。
黒と黄の色のパワーを借りて、是非頑張ってもらいたいですね。
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カラーコンサルタントRosa 代表
Ciao!カラーコンサルタントRosa代表の山田美帆です。 INSIGHTNOWのリニューアルに伴い、3年ぶりに戻ってまいりました! これからもINSIGHTNOWの「色物」として頑張ります(笑) こちらでは、カラーマーケティングをはじめとして、女性マーケティング・ビジネスマナーについてお話したいと思います。 また、美容やアンチエイジングについても書いていくつもりです。 どうぞよろしくお願いいたします♪