3年前にNOVAが破たん、今年はジオスがそれに続くなど、英会話学校の不振が伝えられている。主因は受講者数の減少なのだが、なぜ日本人は語学学校で英語を学ばなくなったのだろうか。 [郷好文,Business Media 誠]
こういう人々がいたからこそ、私たちは今、ガラパゴスでも幸せな“黄金の国ジパング”にいるのだ。そこを忘れてはいけない。
今、「日本の経済も技術もスゲー」という一時代はすでに終わった。低成長時代に入り、海外を学び直す時期にある。人とモノと文化の輸出入に活路を見いだす時期にある。閉じこもることは、100年後の国の衰退につながるのである。外に向かって、内に向かって吠える時なのだ。
ジパング語でいいじゃないか
まずは英語。ネットのメイン言語は英語だし、Singlish(シンガポール英語)もSpanglish(スペイン英語)もInglish(インド英語)もKorianglish(韓国英語)も、みんな英語。22世紀に中国語が普遍言語になるまで、あと数十年は英語なのだ。
されど、英語とは挫折であり、怠惰であり、恥かきである。だが、Zipanglish(ジパングリッシュ)でもいいじゃないか(と自分をなぐさめる)。英語学習を持続させるコツは“学ぶモチベーション”。ヨコシマだろうがタテシマだろうが、動機を持とう。語学学校の不振は、英語テクやメソッドに寄り過ぎて、モチベーションの喚起を忘れたところにある。
知りたい、行きたい、なりたい。どんなビジネスもどんな教育も、そこから始まるのだ。
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著書:『ナレッジ・ダイナミクス』(工業調査会)、『21世紀の医療経営』(薬事日報社)、『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)
印刷業界誌:『プリバリ[印]』
ブログ:「cotoba」
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