消費行動が、合理的判断のみで行われるのであれば、この世の市場操作は、賢い人達だけのものになる。しかし、現実は、そうではない。
女性の「私情」を吸収して、スピリチュアルな「市場」は、増殖していく。最近、日本の各地で「スピリチュアル・コンベンション(スピコン)」というのが開催されているのをご存じだろうか?スピリチュアルおたくのコミックマーケットのようなもので、気孔やアロマやヨガや占いや波動やパワーストーンなどなどが一堂に会する展示会が各地で開催されているのも、そのひとつだ・・・。
政治や教育やら、目に見える者が信じられなくなれば、自ずと目に見えないものへの期待は大きくなり、市場は大きくなる。「子供手当」などの税金のパラ蒔きは、こういう市場へと確実に吸収されていく。その現実を、政治家の皆さんはわかっているのだろうか・・・。
「私情」で政治をやっているつけが、スピリチュアルな「市場」を大きくしている。
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私的マーケティング論
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。