スポーツウェアメーカのゴールドウインが、エコ通勤の促進を目的に、自転車を正式な通勤手段として認める社内制度を始めました。 経営・マーケティングの両面から、非常に好ましい取組みです。 今回は、本業と関係のない上っ面のCSR活動に比べ、この取組みのどこが異なっているのかを見ていきます。
加えて、対戦相手への挑戦、記録への挑戦、自分への挑戦などスポーツは色々な意味で「挑戦」といえるでしょう。スポーツメーカが挑戦する姿勢を失っては、それらの会社が提供するブランドも色あせて見えてしまいます。
そうした意味からも、色々な困難が想定されるにも関らず、果敢に環境負荷低減の取組みに挑戦する同社の姿勢は、そのブランド価値を高めることにもなるでしょう。
環境負荷の低減や社会貢献は非常に間口の広いテーマです。環境負荷の低減もしくは社会貢献と、商品・サービスの開発から、原材料の調達、製造、物流、販売、メンテナンス、回収・廃棄処分に至るまでの各事業プロセスとを掛け合わせて見ていくと、関連性の薄い社会貢献活動にお金を使うよりも、本業を通じて社会に貢献する方法は幾らでも見つかるものです。
今回のゴールドウインの取組みのような、本業を通じ腰を据えて社会に貢献する活動に取り組む企業が増えていくことを望みます。
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環境調達.com
2010.06.11
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます