2010.05.10
『キズナのマーケティング』を斬る!(前)
寺西 隆行
(株)Z会
ソーシャルメディアマーケティングを扱った書籍として、現在かなり売れている『キズナのマーケティング』(池田紀行/アスキー新書)の書評です。 ※なお、「斬る!」は、所属会社(Z会)が入試分析などを行うときに「東大入試を斬る!」という言い方をし、それに似た形の書評になりそうだったので、合わせてみました。
でも後で知りましたが、世の中、そうじゃないんですよね。
このときはやっていたのは、いわゆる「チラシメルマガ」。
あの手この手でお客さんのメールアドレスを取得し、その後バンバン広告メールを出す、という手法。
そんなもの見るかいっ。
これが僕の今~ソーシャルメディアマーケティグについて詳しい、とか言われるようになった原点です。
会員とのやり取り…ソーシャル
メルマガという媒体…メディア
「メルマガを読む」という顧客の姿勢を大事にしながらこちらからアンケートをとる…マーケティング
という具合でしょうか。
でもこんなん、誰でも思いつきますし、誰でもできますよ。
少なくともZ会の人間は、昇格試験でドラッカーの書籍が課題図書で出されますので、全社員がわかっていなければいけない思想性ですよ。
でも世の中、特に、「広告宣伝・マーケティング」の領域に興味を持ち、ドメインにしている人は、どうやらそうじゃないらしい人がたくさん…
これは「広告宣伝・マーケティング」の領域に、「教材編集を仕事」として7年間勤しんだ後に入り込んだ僕の、偽りならぬ感想です。
そう、ソーシャルメディアマーケティングの原点と思えることを僕が行ったとき、僕は「広告宣伝・マーケティング担当ではなかった」ってことを分かっていただいた上で…
中編に続きます。
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