「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」―――上司との関係が悪ければ、上司の1つ1つの発言・命令まで嫌に感じてしまうものです。そんなとき「心にフィルター」を入れましょう。
次に、「誰が」言ったかは、
課長の発言か社長の発言かで重要度は異なってきますから、
ケースバイケースで受容を決めます。
そして「何を」言ったかについては、これはもっとも重要な事項ですので、
これを純粋に聞き入れ、評価した上で、それに合わせて行動します。
悪い部下の例は、自分も感情的になって、
上司の発言のすべてをシャットアウトしてしまうことです。
組織で働く人間である以上、部下は上司の発言・指示の「何を」の部分だけは
(最終的にそれに従うかどうかは別にして)受け付けをしなければなりません。
ですからシャットアウトではなく、フィルタリングを心がけてください。
上司の発言をフィルターにかける―――
実践はそう簡単ではありませんが、
このことで、上司ストレスはかなり減じるはずです。
自分を守るために、感情の襞(ひだ)に上司の毒気を触れさせぬことです。
*本シリーズ記事の詳細議論は、拙著『上司をマネジメント』を参照ください。
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【賢い部下ほど上司を活かす】
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キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。