ロールプレイングの効用と効果的な実施方法
2.リアリティーのある設定作り
このような背景とニーズを持ったお客様がやって来る。何回目の接触である。今回の営業の目的はこれである。といった設定を具体的に設定します。そして、それを観察者も含めて皆で共有して開始することが大切です。
3.ロールプレイヤー(顧客役)の役作りと演技力
営業役(対応する側の役)がそのロールプレイに心から入り込み、その結果、本当の姿や実力が露出するかどうかは、ロールプレイヤーがどれくらい上手に顧客を演じるかにかかっています。経験豊富な方がその引き出しを使って、顧客役を演じるのが良いと思います。
4.本気
ロールプレイは、現実ではありませんし、皆が見ていますから何となく恥ずかしい気がするものです。演者同士が遠慮しあって、実際には有り得ないような適当なやりとりで進めてしまうのもありがちな光景ですが、目的に照らせばそうなれば意味がありませんので、主催者はすぐに中断させて最初からやり直させるくらいのことが求められます。
5.率直で、忌憚のないフィードバック
定めた評価する観点に基づいて、メモしたことをもとに営業役(対応者)にしっかりとフィードバックを行います。気づいたこと、感じたことを細かなことでも本人に伝えます。もちろん、改善点だけでなく良かった点、見習いたい点も伝えることが大切です。
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教育研修
2011.09.01
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NPO法人・老いの工学研究所 理事長
高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。