とても不思議な現象を見ました。健康食品の通信販売をしているA社と B社です。両社は業態や商品構成がそっくりです。A社を訪問してこんな光景を見ました。“商品の箱詰め”という単調作業をするアルバイトの方々が、活き活きと楽しそうに仕事をしているのです。
会社には両方の動機付けがあります。外発的動機付けは、評価制度や給与制度など仕組みを工夫することで動機付けができます。ただしここで忘れてならないのは、評価されない人は、動機付けがなされないということです。 一方、内発的動機付けは、個人の内にある非常に見えにくい領域です。人間の持つ「新鮮さを発見する心」「楽しさを発見する心」「探究したいと思う心」など感受性といわれる部分です。外部から内発的動機付けを教えこむことはできません。自らの体験を通して動機付けがなされるのです。よって、組織のリーダーはメンバー達が、内発的動機付けがされやすい『環境』を作ることに意識を向けることが大切です。つまり、自分自身で気付くきっかけを提供するのです。
例えば、こんなことをしてみてはどうでしょうか。
■ 仕事の面白さを語り合う機会を作ってみる。
■ お客さまに喜ばれたドラマ、そこで感じたことを話し合う。
■ 自分が仕事の中でこだわりを持っていることを伝えあう。
■ お客さまなど、誰かから喜んでもらえるようなイベントを設定する。
普段、このような場を作り出すことができないまま、目の前の仕事に忙殺されていないでしょうか?短期的な効率ばかりを加速させていると、内発的動機付けの材料を埋もれさせたままになっていることが多いのです。非常にもったいないことです。この機会に、内発的動機付けの環境づくりに知恵を出してみてください。きっとメンバーの喜んだ顔を見ることができるはずです。
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この『組織の活性化』をテーマにしたイベントが、11月2日に開催されました。
その名も「組織活性化フォーラム2007」
このフォーラムには、INSIGHT NOW!事務局スタッフも参加いたしました。
フォーラムの様子は、後日特集で紹介させた頂く予定です。
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