新年は何かに踏み出すにはもってこいの時期。生涯学習のユーキャンも新年に合わせて“フミダスムービー”というキャンペーンを始めて、資格学習をうながしている。私たちはどんな時、どんな場所で踏み出そうと思うのかを考えてみた。[郷好文,Business Media 誠]
もちろん体験レッスン、インターン、見学など体験の場はきっかけになる。自分と向き合えること、アドバイスをもらえることが、踏み出す場の条件である。
カラを破り、カラを作る
『捨て猫OL』ではファイナンシャルプランナーに合格したマユミが、自分にご褒美を買う。それは両手を伸ばしても足りないほどの大きさのタラバガニ。甲殻類好きのOLという意味不明なキャラ設定は、山下監督の「自分の殻(段ボール)に閉じこもるな、自分の殻(=資格取得)を作れ」という独特なギャグだろう。
何十年もの仕事人生、しかも激変の環境下。1つのカラで生き残れるほど甘くない。カラに求められることも変化するし、カラは立派でも中身が陳腐化するのは早い。ツヤツヤした甲殻とジューシーな中身を持ち続けるためにも、私たちは踏み出していくしかないのだ。
著者プロフィール:郷 好文
マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年~2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。
2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。
著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「マーケティング・ブレイン」
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