出口の見えない不況である。建前ばかりで議論を続けても、何も見えてこない。客観的なデータをいくら集めたって、明日やるべき手は浮かばない。こういう時だからこそ『身も蓋もない』ことって大切なのではないだろうか?
20代の時にあちこちに恩を売りまくっておけ。
そいつらはいろんな組織で成長して権力を握り、30代半ばには、強力な人脈になる。
人脈作りの第一歩は、若いときの苦労である。若いときの、無償の働きにかかっている。若いときから、経済合理で人を判断するような奴たちに、すばらしい人脈は築けない。
客観的なビジネスプランはたいてい役に立たない。
自分の熱い主観を企画書にぶち込め。
誰が責任者か。誰が腹を決めているのか。事業や企画の実行のためには、まず、それが大事である。みんなの意見を集約したような、誰に責任があるかわからないような企画は、態は良いが、あまり実行力を持たない。思いこみや主観こそが、企画の命である。間違いない。
「好きなことをやる」ことではなく、
「やりたくないことをやらない」ことを優先しろ。
会社で好きなことをやることは、よほどの権力を握らない限り難しい。・・・であるなら、「やりたくないことをやらない」ことに注力することは大事である。自分が一番働きやすい環境を創造できる能力こそ、「できるビジネスマン」に必須である。良い意味で「我が儘」を通す環境をいかに創るかが、手腕である。「好きなことをやる」を貫くと、周囲からはタダの我が儘にしか見えない。しかし、「やりたくないことをやらない」ことを優先していくと、自然と良い意味での「我が儘」を通す環境ができあがる。
※分裂勘違い君劇場より
こうして読むと・・・分裂勘違い君の「身も蓋もない仕事の法則」は、決して極論ではない。素晴らしいビジネスノウハウである。
『身も蓋もない』って、建前で塗り固められた壁を崩すことだ。
そうすると、「本質」が現れてくる。
企業の生産性や個人の生産性を上げるためには、本質の論争が大切である。「そもそもねー」という的を射たコミュニケーションを切り出す勇気と、その熟考の時間が、この不況を乗り超えるためには、必要なのだ。
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私的マーケティング論
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。